ここ最近の討議に関連してネットを検索していたところ、以下の記事を見つけました。話の対象は英語版ですが、日本語版がリリースされた後の話のようです。
Stack Overflowが開発者向けイベント「Dev Days」を開催
一般人がそのルールにびっくりしないようにする必要があるともSpolsky氏は述べた。
たとえば、「適切な言葉を探すのは大変」として、Stack Overflowで望ましくない質問に対して
- 「Closed(閉鎖された)」
- 「Too Localized(範囲が狭すぎる)」
- 「Not Constructive(非建設的な質問)」
- 「Not a Real Question(本当に質問ではない)」
という言葉を使っていたところ、やる気のあるユーザーが離れてしまったと語った。そして、それぞれ
- 「On hold(改善待ち)」
- 「Off topic(トピックから外れています)」
- 「Primarily opinion-based(主観的な回答しか集まらない)」
- 「Unclear what you're asking(質問内容がはっきりしない)」
と言いかえたところ、編集率が約2倍にアップしたと報告した。
「クローズ」だとそこで質問を打ち切ってしまう印象だから、「改善待ち」にしたという事のようです。
日本語版でも票が一定数入れられると「改善待ち」表記にはなりますが、票を入れる段階では「閉じる」や「クローズ」という表現が混在している状況ですし、メタ内でも「クローズ」という表現を使われている方が多い印象です。
そして「クローズ」という表現を使っているが故に、(レビューシステムに対して)必要以上にマイナスの印象を持ってしまっている気がします。
票を入れるのは(一定以上の信用度こそ必要なものの)質問者と対等な立場の一ユーザです。特権を振りかざして質問を跳ね返してるわけではないはずです。
票を集める程度には複数人が質問文に対して疑問を持って「もう少し詳しく書いてください」とお願いをするのは厳しい対応ですか?
システムの仕組み上すべての置き換えが難しいとしても、なるべく「閉じる/クローズ」という表現ではなく「改善待ち」など別の言葉で表示したり、利用するユーザ自身も意識付けする必要があるのかなと思いました。