メジャーバージョンぐらいにはバージョンタグがあっても良いと思います。
Windowsについて言うと、XP,Vista,7,8,10と移り変わるときにOS周りの動作に色々と変更とがあったと思います。Windowsは可能な限り互換性を保つようにしていますが、前バージョンでは動いていたのに、新しいバージョンでは動かないということはそれほど珍しくありません。特に、OSが管理している動作(スタートメニューやシェルコンテキストメニュー等)はバージョンによって動く動かないはよくあることかと思います。
例えば、「PowerShellで、タスクバーのスタートメニューボタンを左端に表示するよう設定するようにしたい」という質問がwindows
のタグのみであったとき、Widows 10を持っているけどWindows 11を持っていないユーザーがみてもちんぷんかんぷんです。そういうときは、windows-11
タグを付けてあってもいいんじゃ無いかなと思っています。
だからといってWindows 11なら何でもという事ではないかなとも思っています。Windows 11に依存しないとわかればwindows-11
を付け続けるのはある意味弊害です。その時はタグを外してあえげればいいのでは無いかと思っています。
他にもWindowsは8と8.1は結構違うとか、10もFeature Updateによって違うとか、10と11は結構似ているとか、細かい話はあるかも知れません。ただ、こういう物は、原則最新にできるし、ほとんどの人は最新状態での問題発生の解決に興味があると考えられます。なので、普通にアップデートができない範囲毎がちょうどいいと思います。そういう意味では、macOSは(古い機種出ない限り)メジャーバージョンをあげていけるので、分ける必要は無いのでは無いかという感じです(むしろ、macOSはx64とARM64で分ける必要があるかも知れませんが)。あとはJavaのように毎年メジャーバージョンが出る場合ですが、実際の所、LTSバージョン以外は利用者ほごく少数なので、1年ほどしかサポートされないバージョンはスキップして、LTSだけに限定しても良いとも追います。
逆の反論として、Windows 10とWindows 11はそれほど変わらないのでは?という人もいるかも知れません。スタートメニューの件も含めて設定項目は結構変わっています。違いが多い少ないだと主観によるので、別の方法で線引きをすべきです。私としては、「ほとんどの人がアップデートできるかどうか」かと思います。ハードの制限でWindows 10をWindows 11にアップデートできないと言うことがかなりの数である限り、分けて考えるべきかと思います。
指針としてはこんな感じがいいのでは無いでしょうか?
- メジャーバージョンのタグはありとする。
- ただし、シームレスにアップデートしていくことが可能な場合は無し。(macOSとか)
- 毎年メジャーバージョンアップするような場合は、LTSバージョンだけを対象とする。(Javaなら8,11,17のみとか)
- そのバージョン特有で有ることがわかっていれば、付ける。
- そのバージョン特有の機能である(先程のスタートメニューボタンの位置とか)
- バージョンの違い大きくて、たぶん動かない(Pythonの2と3みたいなもの)
- そのバージョン特有かどうか確実に判断できない場合、どちらでも良い。
- 特有でありそうなら、付けても良い。
- そのバージョン特有では無い(他でも起きる)と判明すれば、外す。
- 逆に、特有ではなさそうなら、付けなくても良い。
そう考えると、「7zipのシェルコンテキストメニューに7zipを登録ができない」では、windows-11
と付けるかどうかは微妙なところですが、のちほど質問者がWindows 10でも現象を確認しているとあるので、外すべきなので、外しとおきます。