先日、「このサイトの翻訳メッセージのライセンスは何ですか?」という質問をしました。そして、Stack Exchange社内では CC-BY-SA-4.0 で扱うべきと認識している、と解釈できるコメントをいただきました。
それはcc by-saの下でライセンスされるべきです(私が間違っていなければ、現在4.0)
-– Nicolas Chabanovsky (このサイトの翻訳メッセージのライセンスは何ですか?)
しかし、このコメントを以って第三者が対象のファイルを CC-BY-SA-4.0 で扱えるかというと、それは少々難しいと思います。つきましては、一般的な形で CC-BY-SA-4.0 であると明示していただけると嬉しいです。例えば、プロジェクトサイトや関連サイト、あるいは対象ファイル自体にライセンスを表記する、ということです。
対象となるファイルは、例えば日本語版であれば、 https://www.transifex.com/stack-exchange/stack-overflow-ja/english/ からダウンロードできる、
for_translation_stack-overflow-ja_english_ja.json
for_use_stack-overflow-ja_english_ja.json
for_translation_xliff_stack-overflow-ja_english_ja.xlf
などかと思います。
以上、ご検討いただけると幸いです。
追記:
help/licensing および利用規約からライセンスは自明では無いか? というご意見がありました。
しかし、第三者が翻訳ファイルを「一般にアクセス可能なユーザーによる投稿」あるいは「ユーザーがサイトに投稿した公的にアクセス可能なコンテンツ」とみなすのには障害があります。
- 翻訳作業は Transifex (あるいは traducir.win) で行なわれており、StackOverflow の各サイトへの投稿と同一視できません。
- 翻訳ファイルには「Teams」などのクローズなサービスの UI 文字列も含まれているようです。
- 翻訳ファイルの原文と翻訳の多くはユーザーでなく StackOverflow 内部の方々の作業によって作られています。
- そもそも、翻訳プロジェクトでは著作権者(翻訳に貢献したユーザーを含むと思われますが、よく解りません)が表記されておらず、CC-BY-SA-4.0 が求める「適切なクレジット」ができません。
私は、翻訳ファイルをユーザー投稿コンテンツ(からの派生?)と見なすことに反対しません。しかし、上記を踏まえると、第三者がこれを主張するのは難しく、利用規約だけを根拠にすると強弁になってしまいます。やはり、明確にライセンスしていただく必要があると考えます。
いただいたコメントからすると、誤解があるかも知れませんので追記します:
私の理解では、現状の翻訳ファイルは、どのような形式でもライセンスされていない(第三者に何も許可されていない)、という事です。
- CC-BY-SA-4.0 でライセンスする義務がある
- 既に CC-BY-SA-4.0 であるはずだから、明記する義務がある
などの主張をしているわけでは ありません 。
CC-BY-SA-4.0 にしていただけるなら嬉しいな、とお願いをしているだけです。